お知らせ 今回は特別に、雨でもお話だけはあります

通常の海岸清掃は雨天中止ですが、今回は講師である「三重大学ウミガメ・スナメリ保全活動サークルかめっぷり」さんの熱意により雨天時でも「三重の浜にウミガメがくるために」のお話をしていただきます。是非ともご参加ください。

雨天の場合 お話開始 午前9時

場  所 志登茂川浄化センター会議室

浜めしはありません

ハマヒルガオ再生プロジェクト報告

 白塚海岸堤防改修工事により無くなってしまう海浜植物のハマヒルガオやハマエンドウ、ハマボウフウを白塚海岸内の別の場所に移植をし「ハマヒルガオ再生プロジェクト」として、白塚小学校の子どもたちやボランティアの人たちと移植をし、ハマヒルガオ等の海浜植物を再生することにより良好な砂浜にしたいと、プロジェクトを始めました。

 地下茎で増えるハマヒルガオやハマエンドウは移植に成功しました。しかし、そうでないハマボウフウは失敗しました。ハマボウフウに関しては種で増やした方がいいと思います。

 移植は成功しましたが、雨天中止が続き除草作業ができないので、路傍植物や外来植物が繁茂しています。自然の力は恐ろしい限りです。

堤防改修工事で無くなってしまうハマヒルガオを移植した場所の除草作業を行います。花数はまだまだ少ないですが、ハマヒルガオは元気に咲き始めました。以前のような大きな株になるのは、10年以上必要なんだと思っています。ご協力をお願いします。

どうして、除草をするのかを書きました。読んでください。

良好な自然環境の砂浜は風によって砂が動きます。白塚海岸は満潮線から堤防まで140mあります。波打ち際に近い所は風や波の影響で、常に砂が動いて植物も生えていない砂だけです。更に堤防の方に進むと海浜植物の群落が広がる砂丘になります。更に進むと砂動きにくい安定した砂浜になりますが、以前は疎らに生えた海浜植物と砂浜が広がっていました。そして堤防付近になると木々が疎らに生えていました。白塚海岸が希少になってしまったのは伊勢湾に残る海岸の殆どが、安定した砂浜が無いほど狭くなってしまった事です。    白塚海岸の課題は、浄化センター建設で風が通りにくくなったのに加えて、堤防の改修工事でも風が通りにくくなり安定した砂浜の砂が動かなくなりました。すると、外来植物やチガヤ、葛が蔓延るようになりました。もう砂浜ではなく草原になってしまいます。       

 そこで、ここに生きているカワラハンミョウやシロチドリの産卵地を守る為に除草をして貰えないかと10年以上三重県に頼んできました。もうカワラハンミョウにいたっては、数年後には絶滅してしまいます。(専門家の指摘)今年やっと三重県が保護してくれることになりました。しかし、私たちもこれまで通り除草を続けようと思っています。三重県に任せるだけでなく、自分たちにも出来ることは協力をしようと思います。今回は、私たちが専門家の指導でトラクターをかけます。その後三重県が草の根を取り除きます。更に今回私たちも草の根を取ります。これで、一部ですが、砂だけの砂浜を作ることが出来ます。一部をする事を続ける事で、砂浜全体の環境を変えずに良好な環境を作り守れるのではないかと思っています。なんとか、絶滅危惧種の生き物たちを絶滅から守りたいと思っています。     

 みなさま ご協力をよろしくお願いします。

三重県のみどり共生課が、やっと動いてくれました。

砂浜の一部を人工攪乱します。当会がトラクターで耕した後の草取りの予算をとってくれました。


 

 

問い合わせ先

papipupeyonsama@gmail.com 

②090-7605-2102(会代表・西口)